Ubuntuには、さまざまな「派生ディストリビューション」があります。その多くは、デフォルトのプログラムを追加したり削除したりしたものですが、プログラムの追加や削除は自分でも行うことができます。ですから、たとえばUbuntuをベースにデスクトップ環境をGnomeからXfceに入れ替えたディストリビューションとしてXubuntuがリリースされていますが、同じ環境は、UbuntuユーザーがXfceをインストールしてGnomeを削除することでつくり出すこともできます。つまり、派生ディストリビューションの多くは、極端な言い方をすれば、Ubuntuを開発者の好みにカスタマイズしたものだといえるでしょう。カスタマイズは誰でもできますが、その形式を整えて、配布したものがディストリビューションだというわけです。
ですから、配布(ディストリビュート)しないから正しくはディストリビューションとはいえないのですが、Ubuntuをあなた好みにカスタマイズしたものは、「自分だけのUbuntu派生ディストリビューションだ」と考えることもできます。たとえば、私は以前、デスクトップ環境をJWMというものに変更して使っていました。XfceがXubuntu、KDEがKubuntu、Fluxboxというデスクトップ環境を採用したものがFluxubuntuなら、JWMを採用した自分の環境はJubuntuだと自慢していたものです。こんなカスタマイズが、専門的な知識が一切ない一般ユーザーにもできるのです。
なぜ私がこんなカスタマイズをしたかといえば、それは自分のハードウェアの能力が劣っていたからです。ハードウェアに最適な環境は、自分で工夫してつくるのがいちばんなのです。同様に、組み込むアプリケーションも、使用環境や目的によって自分のものにしていきます。
さらに、より深いところで働くプログラムも、自分にあわせることができます。たとえば、起動時に自動で働くプログラムを停止することで、起動にかかる時間を半分以下にするというようなチューニングをしたという報告もあります。このような徹底的なカスタマイズは、WindowsやMacintoshではなかなかできるものではないのです。
使いながら、自分にあわせて自分だけのUbuntuを育て上げる魅力。これを、あなたがUbuntuを選ぶ77番目の理由としておきましょう。
本日のサイト紹介。
ひねもすLinux
始まったばかりのブログのようです。今後に期待しましょう。


by 松本
Ubuntuの最新版(10.10 Maver…