Winneyによる情報の流出が問題になりましたが、PtoP技術によるファイル共有そのものは、不正な利用がなければ役に立つものです。Ubuntuにも、デフォルトでBitTorrentというPtoPのプログラムが入っています。といっても、身構える必要はありません。BitTorrentが勝手に動作を始めてあなたの大切なファイルを流出させるようなことはないからです。
基本的にこのBitTorrentは、ファイルのダウンロード速度をアップさせるためにデフォルトとして組み込まれています。特定のサーバーに負荷をかけずに多くの人々が必要なプログラムを共有しようという発想がそこにあると聞きます。
しかし、このBitTorrentを使えば、Linuxのプログラムファイル以外にも、様々なファイルをダウンロードすることができます。ネット上でBitTorrentプロトコルでダウンロードできるリンクをクリックすれば、ブラウザ通常のダウンロードマネジャーが開きますが、その「アプリケーションで開く」という選択肢の中に「BitTorrent」が含まれているでしょう。これを選択するだけですから、ほとんどPtoPを使っているという意識もないはずです。
BitTorrentでダウンロードできるファイルは、専門の検索サイトがいくつもあるようです。ただし、BitTorrentで配布されているファイルの中には、権利関係の疑わしいものもあります。BitTorrentの技術を利用して有料で映像ソフトを配信しているような会社もあって、そういうところから購入する場合には問題はないでしょう。また、もともとが無料で配布されている映画の予告編や個人がオープンにしている自作のファイルをダウンロードすることも問題ありません。しかし、他人に著作権があるのではないかというグレーなファイルや、明らかに海賊版であるブラックなファイルをダウンロード可能にしている個人もありますから、これをダウンロードすることは場合によっては法律違反になります。BitTorrentの技術には問題はなくとも、その利用には慎重でありたいものです。さらに、なかにはPtoPで配信するファイルに故意に悪意のあるプログラムを潜ませるようなケースもないではないようですから、そういう意味からも、あまり怪しげなファイルには近寄らないことでしょう。
しかし、BitTorrentは上手に使えば非常に便利なものです。さらに、BitTorrent以外にも、Ubuntuで利用できるファイル共有プログラムにはいくつかのものがあります。賢く利用すれば、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。
比較的安全で高性能なファイル共有手段が提供されていることは、あなたがUbuntuを選択する54番目の理由にしてもいいのではないでしょうか。
本日のサイト紹介。
「メモ」と題したUbuntu関連のブログ2つです。メモですから記述は親切とはいえませんが、貴重な情報も含まれます。せっかくですから参考にさせていただきましょう。


by 松本
Ubuntuの最新版(10.10 Maver…