たくさんのファイルがあるとき、その名前を一定の規則にしたがって全て変換したい場合があります。たとえばデジカメで撮った写真のファイル名を整理したいとき、日付データ以下を削除して連番にする操作を手動でやっていたのでは日が暮れます。あるいは、ブログの引っ越しをするときに、過去ログのページをダウンロードしたのはいいけれど、ファイル名がまるで整理されていないからつけかえたいというようなケースも私は経験しました。
こんなとき、Ubuntuならファイル名の一括置換をやってくれるアプリケーションを利用して、ストレスなくスムーズな作業ができます。Linuxはもともと大量のデータを扱うサーバーで活用されてきた歴史があるため、ファイルの一括処理を得意とするのです。
ファイル名一括置換を行うアプリケーションには何種類もあるのですが、私はKRenameというものを使っています。使いかたは解説するまでもないほど簡単です。アプリケーションと対話式に全ての作業が進むでしょう。
いっぽう、一括で置換したいのがファイル名ではなく、ファイルの内容だという場合もあります。たとえば、ウェブサイトの引っ越しをするとき、それまでのホームページアドレス(たとえばhttp://ubuntu.iza.ne.jp/)を新しいサイトのアドレス(http://d-lights.jp/ubuntu/)に全て変更したいとします。あるいは、自分がこれまで書いた文章の「わたし」を全部「私」という漢字にしたいとします。こんなときには、KFileReplaceというアプリケーションを使います。日本語化がされていないので少し使いにくい点はあるのですが、ひとつひとつのファイルを開かずに外側からテキストを一括で置換できるたいへん便利なツールです。
多数のファイルを一括して操作することができる機能は、WindowsやMacintoshにもないわけではありません。しかし、そういったアプリケーションを見つけだし、インストールするまでの簡便さ、そしてアプリケーションの使い易さは、Linuxの伝統の中にあるUbuntuのほうが一枚上手でしょう。これを、あなたがUbuntuを使う63番目の理由にしてはいかがでしょうか。
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by 松本
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