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Ubuntuは、サーバー管理者にも役立ちます。

2007/10/16 19:56

 

サーバーとパソコンは、基本的な部分では多くのものが共通していますが、それぞれ重点を置いている機能が異なります。多くのサーバーでは、処理速度よりも堅牢性が重視されます。24時間稼働させ続けることが多いため消費電力が低いことが望ましく、その一方でグラフィックボードなどユーザーインターフェイスに関係してくる部分は低機能でかまいません。データを貯蔵する関係上ハードディスクは大容量である必要がありますが、それ以外のハードウェア要件はあまり高くありません。

このようなサーバーの特徴に合わせ、OSもサーバー用とパソコン用のデスクトップタイプとはかなり違います。Windowsにもサーバー用に特化したOSがありますが、Ubuntuでもインストール時にサーバー用を選択することができます。サーバー用のUbuntuは、デスクトップ用のアプリケーションやデスクトップ環境を除いた軽量版になっています。もちろん、管理上その方が便利であれば、必要なデスクトップ環境を追加インストールすることは非常に簡単です。

サーバー用のUbuntuは基本的なものですから、Linux一般の特徴であるサーバーOSへの適性を備えています。堅牢であり、セキュア、安定しています。LAMP環境の構築によってWebサーバーとしても十分な能力を発揮します。

Ubuntuには、このほか、サーバー管理者にとって強力な武器が備えられています。これはUbuntu提供元のCanonical社とサポート契約を結んでいる場合に限られるのですが(一般ユーザーではほとんど必要のないサポート契約は、サーバー管理者にとってけっこう重視される要因になります)、Landscapeというシステム管理ツールが提供されるのです。

Landscapeは、サーバーやデスクトップなどネットワーク内のコンピュータをグループ化し、そのパッケージ管理、システム更新、セキュリティ管理などを行います。たとえば企業内で多くのサーバーやパソコンが混在してネットワークを形成している場合、それぞれのシステムやアプリケーションの管理をそれぞれのユーザーに任せていると、ときとしてセキュリティ上の問題や安定性の問題を引き起こす場合があります。こういった問題を、サーバー管理者が未然に防ぐことができるのがこのアプリケーションなのです。

個人がUbuntuを小規模に導入する場合には、こんな機能は不要でしょう。けれど、将来、企業全体でOSをWindowsからLinuxに移行することを検討するような場合には、こういった管理支援ソフトの有無や使い易さがその後の業務に大きな影響を与えていくことになります。そういった将来を見越したツールまでが備えられていることは、あなたがUbuntuを検討する92版目の理由に加えられるかもしれないのです。

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Ubuntuは、もちろんプログラマーの味方でもあります。

2007/10/15 16:37

 

一般にLinuxは一般のパソコンユーザーには難しく、むしろプログラマーなどのIT技術の専門家に愛用される傾向がありました。しかし、Ubuntuは、仕事や家庭でパソコンを使うような一般ユーザーが使い易いように工夫して組み上げられています。Ubuntuなら、「Linuxは素人には無理」という常識を、過去のものと笑うことができます。若い人から高齢者まで、老若男女を問わず使えることを目指しているのがUbuntuなのです。

しかし、一般ユーザーの使い易さを狙ったということは、逆に、本来のLinuxユーザーであるプログラマーにとっては使いにくいものになっているということを意味しないでしょうか。いいえ、必ずしもそうではありません。もちろん、余分な機能を一切切り捨てたいという考え方の人々や既に慣れ親しんだディストリビューションの環境を変えたくないという人々にとっては、無理にUbuntuを使う理由はないでしょう。また、現状では、Ubuntuの日本語環境とプログラミングで使うアプリケーションの間の相性がいまひとつよくないという話も聞いたことがあります。しかし、一般的な話では、UbuntuはプログラマーなどIT専門家にとっても使い易い環境を提供してくれるのです。

たとえば、Ubuntuにはバージョン7.04以降、Sun MicrosystemsのJAVA開発環境であるJavaテクノロジースタックが提供されており、ごく簡単にインストールできるようになっています。これは、Sun Microsystemsが公式にサポートしているものです。また、ダイナミックなウェブコンテンツを含むウェブサイトの構築に適したLAMP環境の構築も非常に簡単に行うことができます。

このように、Ubuntuは、一般ユーザーをターゲットにしながらも、コアなユーザーであるプログラマーに対する目配りも忘れていません。こういったユーザーを常に引きつけておくことは、Ubuntuのコミュニティを充実させ、開発をより継続的で確固なものにしていきます。

こういった意味でも将来性が期待できるということは、あなたがUbnutuを選択する91版目の理由として資格をもつはずです。

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Ubuntuは、世界経済の正常な発展に寄与します。

2007/10/09 12:18

 

アメリカでは大統領候補を決める予備選が白熱してきています。合衆国といえば民主主義の本場で選挙も公明正大というイメージがあるのですが、実際にはそうとばかりも言えません。各候補には企業が巨額の献金をしていますが、これはもちろん、候補者が当選の暁には自社に有利な政策を推し進めてもらいたいからにほかなりません。会計上のルールが公明正大であるという以外は、実際には政治と金の問題はどこの国でも大差ないのかもしれません。

そして、Microsoft社をはじめとするIT系企業もまた、巨額の献金を行っています。では、Microsoftが求めている政策とは何でしょう。政府の基礎研究補助金や税制のほかに、意外なところで移民政策です。どういうことなのでしょう。
Microsoft社は、今年、カナダに開発拠点を作りました。本当は本社のある合衆国内に作りたかったのですが、合衆国の移民法が邪魔になってできなかったのです。なぜでしょう。それは、Microsoft社が、世界中から「ベスト・アンド・ブライテスト」と呼ばれるトップクラスの頭脳を集めようとしているからです。いや、もともとこういった人々は、留学という形で合衆国内の大学にやってきます。アメリカの理数系大学では、外国籍の学生の方が多いほどだとさえ言われるのです。世界中からの優秀な頭脳を一流の大学で鍛え、その人材をMicrosoftは雇い入れようとします。けれど、ビザ発給を規制する移民法があるため、一定数以上の雇用はできません。しかたがないからカナダに拠点を置くというわけなのです。そして、次期大統領候補には、この移民法の改正を強く求めているということになるわけです。

Microsoftが優秀な人材をそれなりの報酬を払って雇うのは、それはそれでけっこうなことでしょう。けれど、これが世界経済にどういう影響を与えるかと考えると、ちょっといびつな未来が見えてきます。つまり、優秀な頭脳が合衆国一国に集中し、また、優秀な頭脳の働ける場所が合衆国一国に集中していくということです。Microsoft社のWindowsは、いまのところ実質的に世界中のパソコンの標準となっています。その標準技術の開発に参加できるのは合衆国で働く人だけであり、それも、世界から集められたトップクラスに限られます。ということは、合衆国以外ではOS開発の技術が育たず、それを支える頭脳も合衆国に出してしまうということです。

これは、単純に国際間の技術競争力の問題ではありません。合衆国が世界の頭脳となり、その他の諸国は手足に過ぎないという歪んだ「国際分業」は、世界の富の偏在を助長していきます。結果として、国際経済はますますいびつなものになっていくわけです。

しかし、Ubuntuに代表されるようなLinuxその他のオープンソースソフトの開発であれば、技術者は自分の国を一歩も出ることなく、本来あるべき場所で最先端の開発に携わることができます。全ての技術はインターネット上のやりとりで進化していくからです。「ベスト・アンド・ブライテスト」の流出もなく、富の偏在も起こりにくくなります。

なぜMicrosoft社のような私企業で、こんなことができないのでしょう。インフラはあるのですから、Microsoft社の技術者だって、なにもアメリカに集められる必要はないのではないでしょうか。いいえ、私企業では、労務管理や企業秘密管理の必要が生まれます。「ネットで仕事ができるから」といって、そうさせてくれないのが企業の企業たるところです。世界中の国で販売されるWindowsの代金から生まれる利益の大半が合衆国に吸い上げられ、そこで何に使われるかといえば、さらに利益を生み出すための政治ゲームに使われる。そして、その結果として何が起こるかといえば、頭脳と富のますますの偏在です。これは、もともと巨大な労働力を抱えているアメリカ合衆国にとってさえ、決して望ましい経済のあり方ではないはずです。

本当に望ましい経済発展のあり方とは、世界中の人々がそれぞれに自立し、その上で助け合い、情報や資源を必要に応じて分かち合っていくことではないのでしょうか。他国の自立を損ない、情報や資源を独占しようとする考え方は、本来はもうとっくの昔に過去のものとして葬り去られるべきものではなかったのでしょうか。Linuxを含めたオープンソース・ソフトウェアを合衆国以外の多くの国の政府が支援するのも、故のないことではないのです。

あなたがUbuntuを使うということは、いびつな世界経済の進路を裏付けている、いびつな独占状態を改善することにつながります。ささやかな国際貢献を感じられることを、あなたがUbuntuを使う90番目の理由にしてもいいのではないでしょうか。



本日のサイト紹介。
 うぶんとぅ入門
Ubuntu導入に役立つ情報を集めるサイト。まだスタートして日が浅いのですが、役に立つように丁寧に作りこまれています。入門者は要チェック。

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Ubuntuは教育現場でも活躍します。

2007/10/05 21:31

 

Ubuntuには、Edubuntuという教育向けに特化したパッケージがあります。Edubuntuは、幼児向けのパズルから小学生程度、中学生程度などさまざまな年齢の子どもらの教育に利用できるアプリケーションが搭載されています。たとえば、語学や算術、社会や理科などの教科に対応したアプリケーションがあります。高校生程度になればもう独自の研究やレポート作成も行いますから、当然オフィス系ソフトのような一般社会人が使うアプリケーションも含まれています。なかなかよく考えられています。

しかし、日本語化のされているアプリケーション、あるいは日本の状況に対応したアプリケーションは多くありません。日本の児童なら、ABCではなくアイウエオを勉強するのでしょう。そういった細部までの日本語化はされていないわけです。

しかし、だからといってEdubuntuが日本の教育現場にとって無用のものであるというわけではありません。というのは、Edubuntuは、ネットワーク型のOSであるLinuxの特徴をよく活かし、教室内でのネットワーク型の使用を念頭において作りこまれているからです。具体的には、指導者の管理するコンピュータを核に、児童・生徒らがそれぞれの端末をシンクライアントとして接続し、使用するスタイルが考えられています。こうすることで、指導者による効率的な集団指導が可能になり、また、児童・生徒の使用する端末を安価に抑えることができるようになります。ひとりひとりに10万円近くもするような高価な機器を用意しなくとも、その数分の一の予算でそれ以上の効果が得られるというわけなのです。

EdubuntuのようなLinuxを教育現場に導入することは、ライセンス上の問題の発生を未然に防ぎ、プログラムを常に最新の状態に保つことができるというメリットもあります。マケドニアにおいては、Ubuntuを教育現場に導入することで、全生徒に学習用のパソコンを配布するプロジェクトがスタートしました。5年計画のこのプロジェクトで、生徒1人当たりの予算は70ドルだということです。

教育現場でUbuntuのようなLinuxが普及していくのであれば、今後はますますLinuxを使うことが当たり前になっていくでしょう。Ubuntuは、そんな将来性のあるLinuxの代表的なディストリビューションなのです。こんなことは、あなたがUbuntuを選ぶ89番目の理由にならないでしょうか。



本日のサイト紹介。
Go! Go! Ubuntu
Macユーザーのブログです。いきなりWindowsを消してUbuntuユーザーにという大胆さ。是非お読みください。

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「あなたがLinuxを使う23の理由」

2007/09/27 09:46

 

このブログはなぜUbuntuを選ぶべきなのか、その理由を書き綴っているわけですが、世界を見渡せば同じような企画があります。「なぜLinuxのほうが優れているのか」という英語サイトでは、このブログと同じような主張が、より詳しく、正確かつ読みやすく展開されています。それもそのはず、著者はLinuxに10年のキャリアのあるUbuntuコミュニティの方なのです。

このサイトでは、LinuxがWindowsに比べて優れている理由を23あげています。また、公平なことにWindowsを使わねばならない場合を4つあげてあります。いずれも非常に説得力のあるものですから、英語に堪能な方は是非ご一読をお薦めします。

http://www.whylinuxisbetter.net/

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Ubuntuは、元Microsoftのエンジニアも認めています。

2007/09/26 20:37

 

Windowsの販売元であるMicrosoft社には8万人近い従業員がいるといわれていますから、ブログを読んでいるとMicrosoft関係の個人が書いているものに行き当たることが稀にあります。それよりももっと頻度が高いのは、元Microsoft従業員という人のブログです。なるほど、8万人の影にはさらに無数の元従業員がいて、各方面で活躍しているわけです。

以前、Windows Vistaの開発をしていたエンジニアが書いたブログを読んだことがあります。それは、エンジニアとしての視点でUbuntuを評価したものであり、Vistaと比較してその荒削りな部分を欠点として認めつつ、開発速度やポテンシャルをVista以上に称賛した記事でした。残念ながらアドレスを控えておかなかったので、正確なご紹介ができませんが、エンジニアならではの興味深い記事でした。

それから1ヶ月もたたないうちに、今度は1年前までMicrosoft社の上級プログラムマネージャを務めていた人が、「5歳の息子がWindows Media Centerでビデオが見れないと言ったので直そうと思ったら目も当てられない状態になったので、以後はUbuntu派生ディストリビューションのLinuxMCEを使うことにした」とブログに書いているという報道がありました。

いくらVistaの評判が悪くても、やはりMicrosoft社はソフトウェア界の巨人です。そのエンジニアの言うことは、それなりに信頼性があると考えていいでしょう。そして、そういう信頼性のある情報が、次々にWindowsよりもUbuntuの優れている点を発信しているのです。このことは、あなたがUbuntuを使う88番目の理由としてちっともおかしくないのではないでしょうか。



本日のサイト紹介。
Ubuntu Tips
勢力的に活動を続けるViva! Ubuntuから、またまた新しい企画が登場したようです。今度の企画は、一般ユーザーにとって敷居の高いコマンドをまとめているようです。必要のない人も多いとは思いますが、困ったときには役に立つかもしれません。まだ始まったばかりのようですので、今後に注目です。

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Ubuntuは、大メモリ時代にも対応します。

2007/09/24 22:25

 

Vistaの到来で、パソコンに搭載するメモリは急速に大きくなりました。Vistaの推奨メモリは1Gとされていますが、実際には2Gぐらいないと自由自在には動かないともいわれています。こんなハードウェアを要求するのは少し前までの常識からいえばとんでもないわけですが、しかし、おかげで大メモリを搭載した機種がどんどん普及するようになってきています。その事情の良し悪しはともかくとして、確かに大きなメモリを搭載したパソコンのパフォーマンスが優れているのは否定できません。

ところが、通常の32bitマシンで、Windowsが認識できるメモリは4Gもしくはそれよりも少し少ない程度が限界だといわれています。CPUやチップセットの制限もあるので一概にはいえないのですが、ハードウェア的には8Gや64Gのメモリを認識できるようになっていても、Windowsの仕様として4Gまでしか認識しないといわれています。せっかく大メモリ時代を切り開いても、上限がこれでは頭打ちです。過去のOSがアップデートのたびに推奨メモリを増大させてきた事実を考えれば、これはかなり悲観的な数字に見えます。

Ubuntuでは、ハードウェアが対応している限り、64Gまでのメモリを扱うことができます。もちろん64bitマシンであればWindowsの方もまた別な話になるのですが、とりあえず現在の主流である32bitマシンでも、Ubuntuの方がまだまだ未来への展望を見せてくれるのです。

Linuxは、「古いマシンの再生用」と見られることがよくあります。実際、古びてしまった機械をLinuxで再生させることができるのは事実です。けれど、だからといって新しい機械にLinuxが対応しないわけではありません。事実は、Linuxこそが大メモリ時代の新しいハードウェアの性能を最大限に引き出すことができるのです。

過去から未来まで、柔軟で幅広く対応することは、あなたがUbuntuを選ぶ87番目の理由にふさわしいのではないでしょうか。

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Ubuntuでできることはどんどん増えています。

2007/09/19 23:15

 

このブログの最初の方で「残念ながらUbuntuではGyaoは見ることができない」と書きましたが、Gyaoの発表によると間もなく一部のプログラムが、そして将来的には全てのプログラムがMacintoshやLinuxでも見ることができるようになるようです。わずか数ヶ月のうちに、Ubuntuではできない、Ubuntuではいまひとつうまくいかないとされてきたことがどんどん改善していきます。
Gyaoの改善は、Microsoft社のSilverlightと呼ばれる新フォーマットの採用によるものといわれます。このフォーマットは、WindowsでもMac、Linuxでも動くように設計されています。このように、今後の新たな技術はマルチプラットフォームを最初から想定したものになっていく傾向があります。ということは、時代が進めば進むほど、Ubuntuにできることは増えていくということです。

Gyaoに限らず、多くのWebサイトがどんどん標準化への道を進んでいます。特定のプラットフォームに依存しない、きちんとした国際基準に則ったサイト設計がされていれば、どんな種類のブラウザで見ても利用に大きな差は出ないはずなのです。Firefox対応のサイトが増えているというのは、こういった本来の基準が見直されてきているということです。そして、そういったサイトは、もちろんUbuntuからも普通に利用できるものになるわけです。

Ubuntuの機種による相性の悪さを生み出す原因になっていたxorgという設定ファイルの書き換えも、来月リリース予定の次のバージョンでは簡単にできるようになります。Dellは自社でUbuntuをサポートする機種のためのドライバやパッチを組み込んだUbuntuをダウンロードできるようにしました。ハードウェアのサポートは、どんどん進んでいきます。

これまで、MS Officeの実質的な代替ソフトはUbuntu上ではOpenOfficeしか利用できませんでした(Kofficeなどの優れたソフトは、代替ソフトというよりは別な方向性を目指したソフトに思えます)。しかし、IBMは歴史のあるLotusのオフィススイートを無償配布し始めました。Ubuntuは推奨環境に入っていませんし、まだ日本語版はリリースされていません。それでも立派にインストールして使用できます。OpenOfficeにもうひとつの代替案が加えられたことはますますUbuntuの自由度を高めてくれます。

逆方向の面白い動きも出てきました。LINAというソフトがオープンソース化されたのですが、これはWindowsMacintosh上でLinuxのアプリケーションが利用できるようにするものです。こういったアプリケーションが出ることで、Linuxを使用しなくてもLinuxの資産が活用できます。ということは、これはUbuntuのようなLinuxの普及に逆風になるのでしょうか。いいえ、そうではありません。こういったソフトや仮想化環境の普及は、やれWindowsだ、やれMacだ、Linuxだといったプラットフォームの違いによる不自由さをどんどん無意味なものにしていきます。つまり、「OSはなんだってかまわない」状態をつくり出すのです。そんなとき、高価で問題を抱えたWindowsと便利でフリーなUbuntuが真向勝負をしたらどんな結果になるか、非常に楽しみなことです。

時代の流れは、どんどんUbuntuに有利に動いてきています。こんな時代の風を最大限に受け止めることができることは、あなたがUbuntuを選択する86番目の理由の資格があるといえませんか。

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Ubuntuで使える小技、小アプリ、小ネタ その12

2007/09/18 21:21

 

Ubuntuで音楽制作ができることは、49番目の理由として既にあげました。Ubuntuでは、シーケンサーやミキサーのような音楽制作に必須のアプリケーションを簡単にインストールして使うことができます。Hydorogen、Rosegardenなどの優れたソフトが多数揃っています。こういったソフトは音楽に趣味のある人々にはずいぶんと利用価値があるでしょう。しかし、音楽に興味がなかったり、あるいは音楽を聞くことで十分満足できる人には無用の長物です。

しかし、たとえばAudacityのようなオーディオエディターはどうでしょう。こういったアプリケーションは、一般の人々にとっても意外に便利なものです。

たとえば、会議の録音から議事録をつくらねばならないとします。最近では録音にカセットテープではなくICレコーダーやMP3プレーヤーが使われることも多くなってきました。こういった音声ファイルを渡されて、さあ作業しようと思ったら雑音が多くてどうにもならない。あるいは録音レベルが低すぎてどうにも作業がしにくい。こんなことはないでしょうか。こんなとき、Audacityのようなアプリケーションを使えば、ノイズの除去や録音レベルの調整をほとんど直観的に行うことができます。マニュアルを読む必要さえないでしょう。

あるいは、見本市会場などで流す音声ファイルの作成をしなければならないようなときにもこれは役立つでしょう。バックグラウンドに軽い音楽を流して、その上に案内音声をかぶせるというような簡単な作業は、カセットデッキだったらあっさりできたのに、パソコンの音声ファイルならどうすればいいのか戸惑うこともあるでしょう。こんな作業も、2つのトラックを合成するだけですぐにできます。あるいはバックグラウンドで流す30分のオリジナル音楽アルバムを作るような作業も、適当な曲をコピー&ペーストであっという間にできるでしょう。

もちろんこういった仕事は、完成度を高めたければプロに依頼するのが間違いありません。しかし、プロに頼むまでもないレベルの音声の扱いは、事務仕事では意外に遭遇するものです。そんなときには、Ubuntuでささっと片付けてしまいましょう。

MP3やWAVなどの音声ファイルを自由自在に、まるで粘土細工でもするように加工することができることは、あなたがUbuntuを選ぶ85番目の理由にならないでしょうか。



本日のサイト紹介。
Viva! Ubuntu Application
一般ユーザーにとって貴重な情報を発信しつづけておられるViva Ubuntu!の派生ブログです。トーンを抑えて解説に徹しているので、非常に役立ちそうです。まだまだこれから項目が増えていくと思われるので、楽しみなサイトです。

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Ubuntuは、近代的なファイルシステムが採用されています。

2007/09/17 19:43

 

WindowsのファイルシステムはデフォルトでNTFS、Mac OSXはデフォルトでHFS+です。ハードディスクをフォーマットするときにどんな形式でフォーマットをするのかを聞かれますが、そのデフォルトの形式はOSによって異なります。そしてUbuntuはext3を採用しています。これらはすべて近代的なファイルシステムで、メタデータを保持しているためにトラブルに強くなっています。

それでもWindowsではファイルの断片化が頻繁に起こります。そのため、ときどき作業を中止して時間のかかるデフラグと称する作業を行わねばなりませんが、Ubuntuではこの必要はありません。ext3は、断片化に極めて強いファイルシステムなのです。これを採用していることは、Ubuntuの強みです。

それでも、磁気によって書かれたファイルシステム上のデータにはトラブルが全く起こり得ないわけはありません。そこで、Ubuntuではおよそ30回の起動ごとに自動的にファイルシステムの検証を行う方式が採用されています。これは、フリーズなどの大きなトラブルがあったときだけ自動で検証を行い、その他のときはユーザーの自発性に任せている他のOSとの考え方の違いです。もちろんこの自動設定は変更することも可能です。

Ubuntuはext3を採用していますが、もちろん他のファイルシステムを読み書きすることもできます。Mac OSXのHFS+に関しては書き込みに不安定さがあるようですが、それ以外のおもな形式はほぼ大丈夫です。それだけでなく、gpartedなどのフォーマット用ソフトを用いて、様々な形式でのディスクのフォーマットが可能です。興味深いのは既にデータが書き込まれているパーティションの縮小や拡大ができることで、これはWindowsMacintoshのデフォルトのソフトではできない芸当です。もちろん、この操作の前にはバックアップは必須なのですけれど。

ファイルシステムのような目に見えないことは、一般のパソコンユーザーにとってはほとんどどうでもいいことです。しかし、その選択がファイルの断片化やデータの安全性のようなことに影響し、最終的に日常の使い勝手に影響します。そう思えば、こんなこともあなたがUbuntuを選択する理由の84番目に加えてもいいのではないでしょうか。

(本日のエントリーは、こちらの記事を参考にさせていただきました。Linux Saladさんはさらっとしたわかりやすい解説でお勧めです)。

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